海外マダムの常識は日本の非常識?

今日は軽いお話。
「足元は素足か黒のストッキングよ」
この話は、以前テレビドラマで黒木瞳さんが言っていたセリフです。
デパートの外商の役で香里奈さんに行った言葉でした。

えー、素足なの!ってびっくりしたのですが、最近の雑誌だとイタリアやパリのマダム写真など確かに素足。

日本だと、素足で人のお宅にあがるのは失礼というマナーもあったりします。
着物雑誌などを見ていても、浴衣の時など縁日や花火大会などは当然素足でOKですが、着物風に来たり人のお宅にあがる場合には足袋を履くようにと書かれています。
ところが、昔の庶民は、ほとんどが裸足で下駄だったようですし、いつから素足が失礼になったのかは意外とわからないみたいです。
女中という職業があった時代までは女中さんはほとんど裸足だったようです。
ただ、大正時代あたりまでは貧富や身分の差はかなりあって、着るものからして本当に格差があった時代です。
貴族や武家の出の服装、大店のお嬢さんと丁稚ではそうとうな服装の違いもあるし、農家や職人さんの服装もそれぞれに違いがあり、大正時代は日本髪を結っている方もまだいました。
なので、足袋を履けないような人たちが多数だったのかもしれません。

今でも素足と素足がダメという違いがあるのが、お寺の修行でもあります。もう10年くらい前ですが、何日かの宿泊禅をしに行った時、座禅で座る時には素足になります。しかし、高僧のお話を戴きに行くときには白い靴下(足袋の替わり)を履くことになっていました。
なので、あ、素足で人のお宅にあがるのが失礼というのと一緒なんだろうなと思ったわけです。

最近は芸能人や海外風の人は結構素足ですね。
アクセスコンシャスのセミナーに来る外国人講師も見ているとみんな素足なんで、日本オンリー暮らしの私なんかは、へ~、やっぱ素足なんだとそんなところに目がいきます。素敵なドレスやスーツでもやっぱり素足だし、、、
先日、英国のキャサリン妃が靴を脱いだ時に、ペディキュアしていないのが露呈なんて言われていましたね。
ペディキュアついでですが、マニキュアも最近は身だしなみになっているみたいですね。世の中のマナーとか常識もどんどん変化していくものです。

それにしても真冬でも素足ってのがびっくりで、冷えないのかしらとほんとに不思議です。
私なんかは足首を冷やすと体が冷えるからと、極力靴下はいちゃうんで、そこ見るとファッション的にはほんとダサいのでしょうね。外国人に靴下4枚重ねの冷え取り靴下なんて見せたら多分びっくりして大笑いになりそうです。

ヒューマン&トラスト研究所に来る方も、素足のマダムさんは結構いますよ。今の時期はいませんが、夏場は暑いですからね。
でも、不思議と靴下は用意していて部屋にあがると履かれます。ただ冷えるだけでなく、なんとなくお家にあがる時に素足はいけないという発想が残っているようには思います。
そして、レイキの場合はアチューンメントという波動調整の儀式がありますし、その時にレイキマスターが足に触れさせていただきますので、出来れば靴下は履いていてほしいのです。
完全に素足主義の人の場合は仕方ないですが、衛生上のこともあるので、出来れば靴下お願いしますねっていう感じでしょうか。
あ、今日の話はほんと雑談みたいになってしまいました。