数日前からお正月に購入した「なんとめでたいご臨終」を読んでいます。
末期癌やその他の状態でも在宅で最期まで過ごすことをサポートされている先生とその患者さん達の実話です。
「在宅ホスピス緩和ケア」といいます。
畳の上で死にたい、家で死ねたらと思う人は多いと思いますが、実際問題として介護をする家族の負担、また家族がいない人も多い中、訪問看護や訪問介護、往診、ケアマネジャーさんなどとチームを組んで、家族や場合によっては近隣の人も含めて、その人をケアしていくということです。
家に帰るとみんなほっとして、余命が伸びることも多いそうです。
そして、在宅ホスピス緩和ケアの一番の焦点は痛み苦しみがなく過ごせるように薬などを上手くつかって生活のリズムを崩さないようにしたり、病院に入院しているのとは違って本人がやりたいこと、例えば仕事がしたい、お酒が飲みたい、畑がしたいとか、そういうことしつつ暮らしていけることをサポートします。
私は父の時に経験したのですが、病院などで点滴などをたくさんすると、身体がむくんでしまって、帰って痰が絡みやすくなり、痰の吸引などの回数が増えてしまうのです。
実際、点滴をやめてからのほうが、その回数が減っていました。
そういうことを、在宅でもやっていきます。そして、モルヒネなどの薬の使い方もちょっと興味深く、単によく薬を効かせて、ずっと寝たきりにさせずに、8時間なら8時間だけ効いている薬の使い方をしたりします。
たしかに、私の友人のお父様は癌で入院されてそのまま他界しましたが、
通常の人とのコミュニケーションが取れない位、意識混濁してただ寝てるだけにされてしまったと嘆いていました。
そこら辺は、100歳を超えても現役で医師をしていた聖路加病院の故・日野原先生などは最期が近づいてきた時には、モルヒネの量を減らして、家族と分かち合える時間をつくると語っていました、ということは、それまでは家族と分かち合えない眠らされているのが現実だということでしょう。
緩和ケアといえば、レイキは世界各国で使われているエネルギーワークです。病院の中でもレイキヒーリングが施されている国が多々あります。日本はなかなかレイキヒーラーからというのは難しいですが、家族が学びやってあげるのが今のところやりやすい方法です。
ホスピスなどでは、患者さんがご自身でレイキヒーラーに来て貰うことを依頼すれば受け入れてくれることもあります。
そしてアクセスバーズやボディのMTVSSなどもとても役立つ技術です。
末期癌で薬でも眠れなかった方に友人がMTVSSを施してあがると、よく眠れると喜ばれ、亡くなるまで何回も呼ばれたということもありました。
レイドウレイキの卒業生達も、父母の死に際して、様々な形での看取りをされてきました。
ほとんどが病院や施設ですがそれでも家族と共に良いお別れをされています。
亡くなった直後に、めでたいと言ってあがるのはなかなか難しいですが、いつかは亡くなる命です。最期にあぁ幸せだったな~と感じながら死にたいものです。
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